以下のとおり、2021年度 里山学研究センターシンポジウムを開催いたします。
【日 時】 2021年12月4日(土) 14:00~16:30
【タイトル】 「失われたマツタケ山を探して ―「人新世」時代のヒトと自然を考える―」
【場 所】 ウェビナー(Zoom)によるオンライン開催 (要・事前申込 12月3日(金)午後3時まで 先着100名)
【概 要】 新型コロナウィルスや気候変動をはじめ、人類の産業活動が自然に及ぼす影響が人類自身に跳ね返り、
その存続を危うくする事態が頻発しています。こうした状況で、21 世紀の初めに提唱された「人新世」という
地質学的年代の区分概念が多くの分野で注目されています。「人新世」とは、人類が自然環境に取り返しの
つかない影響を与えるようになった時代を指す概念で、地球自然環境と人類の持続可能性が深刻に脅かされて
いる現在、「人新世」をどのように克服し、自然共生社会を実現するかという問題が、喫緊の課題として
浮かびあがっています。
これまで龍谷大学里山学研究センターでは、新たな自然共生型社会を目指して、古くから人々に利用され
てきた「里山」に着目してきました。今回は、生物多様性と文化多様性の観点から鯨やナマコと人間の関わり
について研究を重ね、また日本の「マツタケ」に着目して新世代の学術パラダイムを切り開いた人類学者アナ・
チンの著作の翻訳者として知られる赤嶺淳先生をお招きし、「人新世」時代の人間と自然の関係を考えるシン
ポジウムを開催します。
【プログラム】 14:00 あいさつ・趣旨説明
14:10 補助講演① : 「人新世」時代の新たな自然観をめざして
村澤 真保呂氏(龍谷大学社会学部・教授)
14:30 基調講演 : 「マツタケ」に学ぶ―陸と海をつなぐ地球大のモノ研究をめざして
赤嶺 淳氏(一橋大学大学院社会学研究科・教授)
15:20 補助講演② : 人類学と「多様なるもの」
椿原 敦子氏(龍谷大学社会学部・准教授)
15:40 休憩
15:50 ディスカッション/質疑応答
司会 伊達 浩憲氏(龍谷大学経済学部・教授)
16:30 終了
【申込方法】 以下のフォームからお申込みください。
https://forms.office.com/r/1Pu3cFAFMw
【参加費】 無料
皆さまのご参加をお待ち申し上げております。