経済学部溝渕英之准教授の論文がOmegaに掲載

経済学部溝渕英之准教授の論文「Hicks Neutrality and Homotheticity in Technologies with Multiple Inputs and Multiple Outputs(複数生産物の下での、ヒックス中立的技術進歩と相似拡大性)」がOmega-International Journal of Management Science(以下、「Omega」)に掲載されました。
Omegaは、Business & Economics、Operations Research & Management Scienceの研究領域を代表する国際的に評価の高いジャーナルです。(5年インパクトファクター:6.551、Q1レベル)

【アブストラクト】
経済学やオペレーションズ・リサーチでは、企業の技術進歩のタイプとして、ヒックス中立的技術進歩を仮定することが多い。企業の生産物が複数である場合には、2種類のヒックス中立的技術進歩が存在することが知られている。 
等産出量曲線が比例的に拡大する生産ヒックス中立的技術進歩と、等投入量曲線が比例的に縮小していく投入ヒックス中立的技術進歩である。
本研究では、生産技術が「規模の関して収穫α」という性質を持っていれば、上記の2つの概念は一致することを証明した。同様のことが、企業の生産技術に関して一般的に仮定される相似拡大性(homotheticity)についても言える。「規模の関して収穫α」は「規模に関して収穫一定」を含む非常に緩やかな仮定であり、本論文の結果から、これまで異なると考えられていた2つの概念が、実はかなり近いものであるということがわかった。

【論文掲載情報】
OMEGA-INTERNATIONAL JOURNAL OF MANAGEMENT SCIENCE
巻: 101
DOI: 10.1016/j.omega.2020.102240
発行: JUN 2021

キーワード
Hicks neutrality; Hicks input neutrality; Hicks output neutrality; Homotheticity; Input homotheticity; Output homotheticity; Inverse homotheticity; alpha-returns to scale technology; Malmquist productivity index; Hicks-Moorsteen productivity index